SYUMI RABO

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【実体験】募金なんていらない!自分の為に【防災対策】

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1月17日がやってきます。

大阪に住んでいると、この時期テレビやラジオでは【阪神淡路大震災】の事。【防災】についての情報が取り上げられています。

 

あなたが伝えたい『防災対策』は何ですか?

 

今この記事を書きながらFM802でも、リスナーから各家庭の防災対策を募集しています。

阪神大震災が起こったあの日、僕は小学校低学年で『人の手助け』に出る幕なしだったのですが、東日本大震災で見た真実と防災対策をお伝えします。

 

お詫び

出てくる写真に見にくい物があります。月日が経ち、まさかこのように情報を発信する側になるなど想像もしていなかったのでご理解下さい。

 

募金なんて必要ない。自分の為に

タイトルから少し刺激的ではありますが、本心と、この目で見た現実を伝えます。

 

募金なんてしてる暇はありません。

●2011年3月11日、東日本一帯であの大きな災害が起こりました。

●2011年3月20日、僕は茨城県つくば市洞峰公園にいました。

(今でこそ9日後は「へぇ〜」くらいの感覚ですが、この当時は9日後に被災地域へ行く事はありえない話でした)

 

少しだけ説明しますと、その当時大阪にて飲食業に勤めていた僕は個人店のオーナーとその友人と3人で炊き出しへ向かいました。

東日本大震災発生以降、大阪で見るテレビでは【二次災害】の危険があるため、ボランティア等で東日本へ近づいてはならないという情報が発信されていました。

 

それなのに現地へ出向いてしまった僕らを美化する内容ではないです。また二次災害に備え許可なく現地に近づくことは今では反対です。

また現地へ出向いた事は、考えの甘かった若い頃の僕が周りの大人を巻き込み、行った個人的なボランティアであり、その当時の上司の指示があった訳ではない事だけは、上司の名誉の為にお伝えしておきます。

 

2011年3月20日洞峰公園避難所

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(避難者の為に、毎朝コーヒーを淹れてくれる地元のオッチャン)

 

僕らは関係ある企業からの協賛や友人からの支援もあり、約600食の焼きそばと物資を届けました。

洞峰公園避難所に到着後、「大阪から炊き出しに来ている」という噂が近隣に回ったらしく、近くの食品会社や麺屋、農家などの業務が停止していたので在庫を支援して頂き、炊き出しの量は約1000食まで膨れ上がっていました。

 

洞峰公園避難所で支援にあたる青年団の方々と話し合い、1000食あれば近くの勝浦避難所の方々の分もあるのでは?となり、計3箇所の近隣避難所の晩御飯にあたる食事を調理することになりました。

 

手順は

①まず遠くの避難所の分から調理し出来次第、青年団の方々が運ぶ

②その後、洞峰公園避難所内の方々の食事の調理

洞峰公園避難所内の方々の分は後から作りますが、もちろんしっかり計算し、皆さんに行き渡って余るほど取っています。

 

日本人は待てるのか?

外国で災害が起こると暴動がおき、略奪なども発生する。それと比べて日本人は助け合い精神で、列も乱さず落ち着いている。

こう言った事は普段からニュースなどで見聞きします。

 

では実際はどうだったか?

実際、洞峰公園避難所でも避難者の方々はマナーを守り、取り乱している方も見受けられず、【ニュースだけで知る日本人】しかおられませんでした。

しかし、避難所の方々の食事を用意し始めた頃から様子が変わりました。

 

皆さんの分はありますから…

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まず予定した手順通りに、近隣の避難所の分を調理し始めました。なんせ1000食分となると、慣れた人間が3人いても捌ける量ではありません。

洞峰公園避難所には福島県いわき市、問題になった福島原発周辺から非難されている方々が多く、避難所の皆さんも手伝ってくれます。

青年団の方々、避難所に非難されている方々、総勢30名近くで当日支援を受けた野菜などの仕込みも並行して進めていきます。

 

調理を進めているうちにゾロゾロと列ができ始めます。

『皆さんの分はありますから!また呼びますんで!』

青年団の方が並んでいる方へ戻るように促すが、列は長さを増していく…。

 

無くなったら困るから…

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(洞峰公園周辺、営業中のコンビニ)

 

最初は数人から始まり、十数人…

「何で並ぶん?みんなの分あんねんで?」

「無くなったら困るから…」

家族で避難しているグループは代表者が大きなトレーを持って1名並ぶ。おばあちゃんも並ぶし、高校生の女の子も並ぶ。

 

ここからが早い…

集団心理か?列ができ始めると「無くなるかも…」と思ってしまうのか、数十名まで列が伸びていきます。

列がみるみる長くなり始めた頃に、洞峰公園避難所分の調理が始まったので大きなトラブルにはなりませんでしたが、『ある!』と言い切っても信じては貰えません。

 

助けがこないかも?

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(お世話になりました。地元青年団の方々とお別れ)

 

調理を始める前や、調理後に避難者の方々と少し話す時間がありました。

「あったかい食べ物を食べたのは震災後、初めて」

「誰も助けに来てくれないかと思った」

「昨日東京から10代の子2人が、初めて物資を届けてくれた」

 

凄く感謝もされたし、涙を流される方も沢山いました。本当に行って良かったと思うし、今ではいい経験になったと思います。

しかし今、冷静に考えると日本人はどこかで「誰かが助けに来てくれる!」と信じている人が多いように思います。

 

僕らがおこなった行為も一歩間違えれば、非難される行為であったと思うし、「だからみんな危険でも助けに行こう!」と言いたい訳ではない事はわかって下さい。

『二次災害の危険があるから、現地には近づくな!』

と言われている事を知ってはいるが、『もう少し頑張れば誰かが助けてくれる』と頭の中で願っています。

 

そろそろ備蓄をするべきでは?

もちろん避難者の方々はご自宅を離れて避難所へ来ているので、ご自宅に防災グッズや食料の備蓄はしていたのだと思います。

 

阪神淡路大震災から25年、東日本大震災から約9年。それ以外にも毎年各地で地震が起こり、台風や大雨の災害が起こります。

それでも定期的に、災害が起こってはコンビニやスーパーに駆け込む人がたくさんいて、買いだめから品薄になり、必要な人に物が回らない事を繰り返しています。

 

大切な人を守る準備は?

もちろん被災地域の復興の為に募金活動は必要です!

 

伝えたいのはコンビニで100円募金するのなら、ちゃんと自分の分も備蓄して下さい!大事な人を守る準備にもお金を回してください!ということ。

何故に他人の為に募金をし、自宅の家族を守る為の準備はしないのですか?

 

我が子が苦しまないように、防災グッズを用意し食料を備蓄する。その為に募金ができなくても、被災者の方々が怒るでしょうか?

募金する程に心優しい人ならば、まずは自分の家族から守りましょう!そして、その後に苦しんでいる方々に手を差し伸べても遅くはないと思います。

 

我が子を守るのは他人ではない

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「もう少し頑張ったら自衛隊が来てくれる!」

「もうすぐ物資が届くよ」

我が家の下の子も、卒乳時期になったのでミルクの備蓄ともおわかれの時期が来ました。オムツはもう少し我が家には居てもらおうと思います。

 

お子さんを守る為に備蓄してください。防災グッズも少しでもいいので用意しましょう。

今日の帰り道、コンビニで電池1個だけでも、ブラックサンダー1個でも…。家に持って帰って、『防災用に!』とジョークを飛ばして下さい。ウケるかどうかは保証できませんが、小さな一歩を踏み出して下さい。

 

被災地域が広いと、自衛隊とて手が回らないのをご存知のはずです。ボランティアが行くことを禁じられている事を知っているはずです。

 

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東日本大震災の避難所生活者数の推移について

 

東日本大震災発生後1週間で、全国で避難されていた方が約38万6千人。この数字から考えても1000食など微々たる量であり、次の日の朝にはまた皆さんがお腹を空かします。

しかし、この1000食を用意するのに大企業でもなければ、かなりの周りの人のサポートと金銭的支援。労力と時間を費やします…。もちろん、沢山の人から心配もされます。

誰かが助けてくれるでなく、あなたが身近な人を助ける為に準備してください。

 

まとめ

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阪神淡路大震災を見て混乱する大人を間近で見て、東日本大震災に被災した方々と接して思った事。学んだ事。

 

「誰かが助けてくれる!」ではなく、

「我が子を守るためになにをすべきか?」を考え、行動して準備する。

また身近に準備していない人がいれば、巻き込んで促す。

家族みんなで、大切な家族を守りましょう