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【最終話シリーズ】あの日の背中

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今週のお題「おとうさん」

 

 

 

 

 

 

 

  気づけば33歳になった。子宝にも恵まれた。小さい頃は父親みたいな人間になりたくないとも思った。少しずつ似てきているような気もする。

 

 

突然だった。

 

 普段、連絡は年に一度取るか取らないか程度の兄から着信があった。

『オカンの話、聞いた?』

『いや?』

『オトンがまた暴れたんよ』

『どれくらい?』

『包丁持って…』

 

 

 

 全てを説明してくれた。

どうやら、いつも通り、酩酊状態で帰ってきたらしい。まぁ、流れはいつも通りである。

 運悪くあんな事があって、兄が家を出てしまった後だった。あの弟が兄二人がいないなか、二人の対処法を模倣したのである。僕や兄にとっては日常茶飯事な事でも…やはり勇気がいる事だったに違いない。

 

 

ただ酩酊状態のオトンも、あの気の優しい末っ子の勇気は癇に障ったのか。あんな事になってしまった。

 

 

『そう何や…。おおごとやね。〇〇(弟)は?』

『友達の家におるらしい。オカンはもう家に行かんって。』

 

 

まぁ、離婚しているのに世話焼きだなぁ。とは思っていたが。良いタイミングだったのか、悪いタイミングだったのか。あの時、オカンがいたのは幸いだったと今更ながらに思う。

 

 

 あのオトンも流石に今回は憔悴しきっていた。今回は兄に、『僕が連絡する』と言った。

 いつもトーンで今までと一緒の流れで説明した。オトンも驚いていた。流石にそうか…と思った。

 

 

オトンはタバコをやめた。

 

好きで好きでやめられなかったのに。反省したのだろう。

 

 

 

  最近、還暦を迎えたオトンもあまり飲めなくなった。歳を取ったんだなぁ…と感じた。

 

 

 こんなオトンを大好きなのは

あの時のオカンの言葉のおかげなのだとつくづく思う。

 

 

オトンとオカンの背中を追いながら、息子二人を育てる日々。いつか思ってもらえる日が来るのだろうか。

 

 

僕たち兄弟が『この家に産まれて良かった』という気持ちのように。

 

 

 

 

※もちろんノンフィクションです笑

※ブロガーの端くれなのだから…小説風に書いてみたいと思いやってしまいました。

※何でタバコ?と家族から総ツッコミを受けた父。そんな父だから許してしまったのかな…笑

※アクセスが伸びなかったらスベったと…ソッと削除します。

※家庭環境が複雑だったり、大変だったりは決して足枷ではない。ネタになるのだから!